【亜州ビジネス編集部】
楽天グループで通信プラットフォーム事業を手掛ける楽天シンフォニーは4日、通信大手モビフォンと、複数メーカーの機器を組み合わせて通信インフラを構築する「オープンRAN」の商用運用に向けた試験を開始すると発表した。楽天シンフォニーが持つオープンRANの知見や技術を提供し、モビフォンのオープンRAN導入を支援する。
同日に協力覚書(MOU)を締結した。両社はオープンRAN技術を活用した第4世代(4G)と第5世代(5G)通信網の商用運用に向けて、まずは現地で技術検証を行う。
モビフォンは1993年設立。情報通信省によると、国内通信市場(2023年時点)でシェア17.9%を占め、ベトテル(56.3%)、ビナフォン(21.0%)に次ぐ3番手となっている。今年2月には大手国営企業を統括するベトナム国家資本管理委員会(CMSC)の業務終了に伴い、管理権が公安省に移管された。





