【亜州ビジネス編集部】
王子ホールディングスとユニ・チャームは5日、アブラヤシ空果房(EFB)を原料の一部に活用した段ボール原紙の共同開発に成功したと発表した。ユニ・チャームの現地法人が製造する生理用品の梱包資材として採用し、インドネシア国内限定で販売する。
王子HDのマレーシア法人で段ボール・原紙を製造するGSPPホールディングスと、ユニ・チャームが共同で検討を進め、EFBから抽出した繊維(パルプ)を古紙パルプに混ぜた「EFBパルプ混抄段ボール原紙」を開発。王子HDのインドネシア法人で段ボールを製造する王子シナールマス・パッケージングが段ボール箱に加工した。
廃棄物の有効活用で環境負荷を低減できる見通し。EFBは輸送効率の低さから大部分が未利用のまま廃棄されているという。





