【タイ】高機能バイオ炭のトーイング、農業実証を開始

【亜州ビジネス編集部】

高機能バイオ炭開発などを手掛けるスタートアップのTOWING(トーイング、本社:名古屋市千種区)は、自社技術を用いた高機能バイオ炭による農業実証をタイで開始したと発表した。大規模栽培を行うトウモロコシやサトウキビ、キャッサバなどを対象作物とし、バイオ炭による土壌改良の効果などを検証する。また、現地事業の拡大に向けて来月には現地に駐在員事務所を設ける。

国立カセサート大学カンペンセン校と連携しながら、中部と東部、北部の5カ所で実証を開始した。チンゲン菜やダイコンなどの園芸野菜も対象としており、追加で5カ所以上での実証も計画する。

TOWINGの技術で付加価値を高めた高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を使用し、土壌改良のほか、化学肥料の使用量削減や収量の向上、農地への炭素貯留といった効果を見込む。バイオ炭の原料は素材最大手サイアム・セメント(SCC)から調達する。


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