【亜州ビジネス編集部】
ベンチャーキャピタル（VC）のDGダイワベンチャーズ（DGDV）は12日、海外旅行者向けにeSIM（端末内蔵型SIM）を提供するトラベルテックのトゥルーリー（本社：シンガポール）に出資したと発表した。新規投資家として、他のファンドと共に総額200万シンガポールドル（約2億2000万円）の資金調達ラウンドに参加した。
トゥルーリーは初回インストールのみで簡単に使えるeSIMを提供し、オンライン旅行代理店や航空会社などと提携することで顧客層を拡大している。今回調達した資金を用いて、今後は旅行保険などの追加機能も提供し、総合トラベルテック企業への成長を図る。DGDVは日本と東アジアでの事業を支援する。
DGDVには、大和証券グループ本社と決済システムのデジタルガレージ（本社：東京都渋谷区）が折半出資している。
