【亜州ビジネス編集部】
豊田通商は18日、韓国の大手財閥SKグループ傘下で銅箔を製造するSKネクシリス・マレーシア(SKNM)に出資すると発表した。出資額は1億1000万米ドル。豊田通商は、車載電池事業を今後の成長の柱に据えており、部材として欠かせない高品質の銅箔を安定的に調達・供給するため出資参画を決めた。
親会社のSKネクシリスとこのほど株式譲渡契約を締結した。豊田通商は今後、SKNMの製品を日本や北米の電池メーカーに供給する予定。SKNMと共同で次世代の車載電池に必要となる銅箔の開発も検討する。
SKNMは2023年設立。サバ州のコタキナバル工業団地に年産能力5万7000トンの工場を構え、電気自動車(EV)などの電池用に銅箔を製造する。





