【タイ】初のネット専業銀3者を正式決定、1年以内に事業開始

【亜州ビジネス編集部】

タイ中央銀行は19日、財務省が商業銀行大手のサイアム商業銀行(SCB)を中心とするグループなど3者に対し、国内初となるインターネット専業銀行の設立を許可したと発表した。3者は今後1年以内に事業を開始することが義務付けられる。

設立が許可されたのは、◆SCBの持ち株会社SCBXと、韓国のカカオバンク、中国の微衆銀行の共同企業体(JV)◆国営商銀大手クルンタイ銀行(KTB)と、携帯電話サービス最大手アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)、国営石油PTT傘下で給油所運営などを行うPTTオイル・アンド・リテールビジネス(PTTOR)のJV◆大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループ傘下で電子マネー「トゥルー・マネー」を手掛けるアセンドマネーを中心とするACMホールディング――。

政府は、既存の金融機関から十分なサービスを受けられない個人や中小企業に対する金融サービスの向上を目指して、インターネット専業銀行の導入を打ち出した。免許申請は昨年9月に締め切られ、5者が申請していた。


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