【タイ】景気刺激に1154億バーツ、閣議で承認

【亜州ビジネス編集部】

政府は24日の閣議で、予算1153億7500万バーツの景気刺激策を承認した。米国の関税政策などを巡って世界経済の不確実性が高まっていることに対応。洪水・渇水対策を含む治水事業など計481事業に予算を投じ、国内総生産(GDP)成長率を0.4ポイント押し上げる効果を見込む。

予算の内訳

◆治水事業=391億3600万バーツ(8事業)

◆交通網整備=458億6400万バーツ(26事業)

◆観光事業=100億5300万バーツ(420事業)

◆輸出・農家支援=111億2200万バーツ(10事業)――など。

予算の約3割に相当する340億800万バーツが雇用に充てられ、全事業で計740万人以上の雇用が創出される見込み。


地域別の予算配分

◆東北部=327億2700万バーツ

◆バンコク首都圏=298億7800万バーツ

◆北部=185億9000万バーツ

◆南部=141億5900万バーツ

◆西部=90億5200万バーツ

◆東部=69億9300万バーツ

◆中部=39億7700万バーツ――。

全国各地に郡レベルで予算を割り振り、経済の底上げを図る。


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