【亜州ビジネス編集部】
免税店最大手のキングパワー・グループは、バンコクなどに展開する市中免税店のうち3店を9月以降に順次閉鎖することを明らかにした。団体旅行客向けに店舗展開しているものの、個人旅行の増加で客足が減り、収益が悪化していた。22日付各紙が伝えた。
閉店する店舗は、バンコク都心のマハナコン店、バンコクのスワンナプーム空港近隣のシワリー店、東部チョンブリ県のパタヤ店。運営コストが高く、市況の変化への対応が難しいという。3店の従業員が引き続き勤務を希望する場合は、他店に異動させる。一方、バンコクと南部プーケットに構える市中店の残り3店と、国内6空港内の店舗は営業を続けるとしている。
同社はまた、業績改善に向けて全店の従業員を対象とした自主退職プログラムを開始した。現在は8000人の従業員を擁している。





