【亜州ビジネス編集部】
セコムは、アジアや欧米を中心にセキュリティーシステムの導入コンサルティングや販売・施工などを手掛けるアブテル・ホールディングス(本社:シンガポール)の全株式を来月にも取得し、完全子会社化すると発表した。アブテルが取り扱う世界中の主要なセキュリティーシステムのラインアップを活用することで、海外事業の成長加速を図る。
アブテルは2007年設立。アジア太平洋地域やEMEA(欧州・中東・アフリカ)を中心に事業展開し、特に欧米のデータセンター(DC)企業などを中心に強固な顧客基盤を持つ。世界で使用されている主要な入退室管理システムや監視カメラシステムの多くを取り扱っており、顧客の幅広いニーズに対応できるという。今後はセコムが世界各国で展開する事業基盤を生かし、さらなる業容拡大を図る。
セコムは現在、海外17カ国・地域でセキュリティー事業を展開。東南アジアではシンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシアに現地法人を構えている。





