【亜州ビジネス編集部】
ペナン州の集積回路(IC)設計会社、スカイチップは25日、自社開発した人工知能(AI)用半導体「MARS1000」を発表した。国内の半導体企業によるAI半導体の開発は初めて。同日付ジ・エッジ・マレーシアなどが報じた。
同製品は自動車やロボット、工作機械、IoT(モノのインターネット)デバイスなどのエッジAI向けで、米エヌビディアなどの大規模データセンター(DC)向け製品とは異なる。開発はAI半導体市場へのマレーシアの参画を実現する意義がある。なお、スカイチップによる同製品の生産委託先は分かっていない。
同社は2019年創業。フォン・スウィー・キアン最高経営責任者(CEO)によると、毎年30%の売上成長と30%の純利益率を達成している。先月には近く新規株式公開(IPO)を行う予定も明らかにした。





