【タイ】双日とタピオカ粉のプレミア、低炭素でんぷんで協業

【亜州ビジネス編集部】

双日は、タピオカ粉メーカーのプレミア・クオリティー・スターチ(PQS)と「低炭素でんぷん」の生産販売で協業する。トレーサビリティー(生産履歴の追跡)システムの構築なども進め、競争力を向上。ESG(環境・社会・企業統治)を重視する世界市場で需要を取り込む。

営農支援の現地子会社、双日カセット・ディーXを含む3社で先週に関連覚書を交わした。東北部のムクダハン県とサコンナコン県の農場で、有機肥料やバイオ炭の使用などにより温暖化ガス排出量を削減したキャッサバを生産し、でんぷんの原料とする。農地で収集したデータと衛星画像をAI(人工知能)が分析することで排出量を算出する。

まず20軒の農家で試験事業を開始し、3カ月後に200軒に広げる。生産したでんぷんは双日の販売網を通じて日本や欧州に輸出する方針で、農家の収入増にもつながると見込む。


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