【亜州ビジネス編集部】
日立エナジーは8月28日、首都東郊の変圧器工場を拡張し、生産能力を6割引き上げると発表した。投資額は1400万米ドル。世界的に電力需要が拡大する中、供給体制を強化する。
サプットプラカン県の工場で拡張工事を行い、2027年に完成させる。生産能力の増強で納期を短縮し、急ぎの案件への対応を強化。また、試験室を刷新して大型変圧器の需要の高まりに対応するとしている。安全性と生産効率の向上に向けた取り組みも進める。
工場は1990年に操業を開始。「液体封入型」と呼ばれる変圧器を生産している。同社は電力設備の生産拡大や研究開発(R&D)に総額90億米ドルを投資する計画を進めており、今回の投資はその一環となる。





