【亜州ビジネス編集部】
デジタル経済社会省傘下のデジタル経済振興機関(DEPA)の10日発表によると、2024年の国内デジタル市場は前年比23.4%増の2兆4967億6000万バーツ規模に拡大した。分野別では「ハードウエア・スマートデバイス」が26.6%増の1兆8450億7200万バーツとけん引し、全体の7割を占めた。世界経済が回復する中、特にスマートデバイスの需要拡大が追い風となった。
4分野すべてがプラス成長だった。
「ハードウエア・スマートデバイス」以外の3分野は
「デジタルサービス」=19.5%増の3677億3800万バーツ
「ソフトウエア・ソフトウエアサービス」=8.5%増の2333億8600万バーツ
「デジタルコンテンツ」=14.4%増の506億900万バーツ
雇用数は、「ソフトウエア・ソフトウエアサービス」が23.8%増の17万5254人、「デジタルサービス」が6.2%増の8万6177人と増加した一方、「ハードウエア・スマートデバイス」は生産の自動化が進み、5.1%減の30万5875人に縮小した。
デジタル市場は27年に3兆バーツ規模へと拡大する見通し。AI(人工知能)の普及拡大などで需要が堅調に推移するとみている。
25~27年の分野別の年平均成長率見込み
「デジタルサービス」=10.8~14.4%
「ハードウエア・スマートデバイス」=6.8~7.4%
「ソフトウエア・ソフトウエアサービス」=4.4~5.8%
「デジタルコンテンツ」=1.4~5.0%





