【亜州ビジネス編集部】
ベトナム自動車工業会(VAMA)が11日発表した2025年8月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同月比3.1%増の2万5973台だった。7カ月連続で前年を上回ったが、前月比では18.2%減となり、3カ月ぶりに3万台を下回った。消費者が高額な買い物を控える傾向がある「鬼月」(旧暦7月、25年は8月23日~9月21日)の影響に加えて、ハノイ市などで計画されているガソリン車規制を警戒した買い控えの動きが影響したとみられている。
内訳は乗用車が前年同月比9.5%減の1万7304台、商用車が41.8%増の8367台など。国内生産車の販売は5.0%増の1万2671台、輸入車は1.3%増の1万3302台だった。
VAMA会員企業の販売台数は1.3%増の2万1688台。ブランド別では首位のトヨタ(レクサス含む)が13.5%増の5406台で、これに米フォード、ホンダが続いた。なおVAMA非加盟の地場ビンファストは1万922台だったと発表している。
1~8月は17%増
1~8月の新車販売台数(一部企業除く)は前年同期比16.8%増の22万733台だった。内訳は乗用車が10.9%増の15万4399台、商用車が32.6%増の6万3916台など。国内生産車の販売は12.1%増の10万5491台、輸入車は21.5%増の11万5242台だった。
VAMA会員企業の販売台数は10.5%増の17万8834台。ブランド別ではトヨタが23.1%増の4万2325台でトップとなり、これにフォード、三菱自動車が続いた。





