【亜州ビジネス編集部】
官民ファンドのクールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)は17日、アジア太平洋地域でオンライン中古車取引を手掛けるトラスティー・カーズ(カーロ、本社:シンガポール)に4000万米ドルを出資すると発表した。域内で中古の日本車の需要拡大に取り組むと共に、ハイブリッド車(HV)や燃料電池車(FCV)など高い技術を生かした日本車のブランド価値向上に貢献する。
カーロは2015年設立。シンガポールやマレーシア、タイ、インドネシア、台湾、香港などでオンライン中古車取引を展開し、独自のシステムを用いた買い取り査定や融資で即日買い取りや即日納車などを実現している。21年にはソフトバンク系ファンドや三井住友海上火災保険が出資し、22年にはソフトバンクと合弁で日本に法人向け中古車リース会社のカーロ・ジャパンを設立した。





