【亜州ビジネス編集部】
東洋製缶グループホールディングスは1日、魚の脂肪細胞を培養することで機能性原料を開発する地場新興企業インパクファットに出資したと発表した。戦略パートナーとして同社と連携し、食品やサプリメント、化粧品市場向けの機能性原料の実用化を目指す。
インパクファットは、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)に従事していた研究チームが独立して2022年に設立。ウナギやナマズなど魚の脂肪に特化した細胞培養技術の確立を進めている。
東洋製缶は20年以降、細胞性食品をはじめとする新規食品の開発などに取り組む新興企業への出資・協業を進めている。シンガポールではこれまでに魚類の培養肉開発を手掛けるウマミ・バイオワークスにも出資した。





