【亜州ビジネス編集部】
農業環境省は2日、9月末に北部~北中部を直撃した台風20号(国際名:ブアローイ)による被害額が12兆7990億ドン(約715億7000万円)に上るとの試算を発表した。特に北中部での被害が大きく、省市別の被害額ではハティン省(6兆ドン)が5割近くを占め最大だった。各紙が伝えた。
省市別では以下、◆北部ラオカイ省=2兆7500億ドン◆北中部ゲアン省=2兆1200億ドン◆北部カオバン省=7500億ドン◆中部クアンチ省=5500億ドン◆北部ソンラー省=5280億ドン――が続いた。
台風20号は9月29日に上陸。国内では10月2日午後5時までに死者49人、行方不明者16人が確認されている。住宅は200戸が倒壊、16万9000戸余りが損壊。電柱8515本が倒れ、約270万世帯が一時的に停電した。





