【亜州ビジネス編集部】
コンサルティングの英エーオンは8日、東南アジアの2026年の昇給率が5.3%となる見通しを明らかにした。前年実績(5.4%)から0.1ポイント低下する。タイなどで前年を上回る一方、ベトナムなどで低下すると予測した。
25年第3四半期に6カ国の約700社を対象として昇給率と離職率の調査を行った。
26年の国別昇給率の見通し
◆ベトナム=7.1%(前年から0.6ポイント減速)
◆インドネシア=5.9%(前年は5.7%)
◆フィリピン=5.2%(5.3%)
◆マレーシア=4.8%(4.8%)
◆タイ=4.7%(4.6%)
◆シンガポール=4.3%(4.3%)
一方、25年の離職率は主要6カ国全体で17.5%だった。前年を0.1ポイント上回る水準。国別ではフィリピン(20.0%)が最も高く、前年から0.9ポイント上昇した。以下は◆シンガポール=19.3%(前年は16.7%)◆マレーシア=18.2%(15.9%)◆タイ=17.2%(16.6%)◆インドネシア=15.0%(20.8%)◆ベトナム=15.0%(15.5%)――だった。





