【ベトナム】エネオスとJOGMEC、CCS事業を立ち上げへ

【亜州ビジネス編集部】

ENEOS傘下のENEOSエクスプローラ(旧JX石油開発)とエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は24日、現地の2社を含めた計4社で二酸化炭素(CO2)回収・地下貯留(CCS)事業の立ち上げに向けた協力覚書(MOU)を締結したと発表した。ベトナム国内でCO2回収・分離から輸送、貯留までを網羅するCCSバリューチェーン(価値の連鎖)の構築を目指す。

ENEOSエクスプローラとJOGMEC、ベトナム国家産業エネルギーグループ(ペトロベトナム)、丸紅などが出資するギソン2パワー(NS2PC)の計4社で覚書を締結した。ギソン2パワーは北中部タインホア省のギソン第2石炭火力発電所の運営会社。

JOGMECとペトロベトナムは昨年2月から同国でCCSの事業化可能性調査を共同で進めており、調査の一部をENEOSエクスプローラに委託していた。調査の結果、ベトナム沖合で有望なCO2貯留地候補が確認されたことから、本格的な事業立ち上げに動く。

一方、ギソン2パワーは、同発電所から排出されるCO2の削減を目的として今回のCCS事業に加わった。同社には丸紅が40%、東北電力が10%、韓国電力公社(KEPCO)が50%を出資している。発電所は出力1200メガワット(MW)で2022年に運転を開始した。


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