【亜州ビジネス編集部】
東ティモールは26日、東南アジア諸国連合（ASEAN）に正式加盟した。マレーシアのクアラルンプールで同日開幕した第47回ASEAN首脳会議で署名式が行われ、加盟国は11カ国となった。
2011年の申請から14年を経ての加盟で、ASEANは22年に原則承認、23年に加盟に向けたロードマップ（行程表）を採択していた。新規加盟は1999年のカンボジア以来となる。
東ティモールは人口約140万人、国内総生産（GDP）約20億米ドルと規模は小さいが、人口約6億8000万人、GDP約3兆8000億米ドルのASEAN経済圏に加わることで貿易や投資の拡大を見込む。グスマン首相は式典で、「国民の夢が実現した。新たな時代の始まりになる」と強調した。
