【タイ】包装材SCGとレンゴーの合弁、インドネシア社を買収

【亜州ビジネス編集部】

タイ素材最大手サイアム・セメント(SCC)傘下の包装材大手SCGパッケージング(SCGP)は、レンゴーとの合弁会社などを通じてインドネシアの段ボールメーカー、プロケマス・アディカリ・クレアシ(マイパック)を買収すると発表した。4550億ルピア(約41億6000万円)を投じて全株式を取得する。既存事業との相乗効果で現地の食品や消費財産業向けの販売を強化する。

年内に取得手続きを終える予定。出資比率はレンゴーと合弁のタイ・コンテナーズ・グループ(TCG)が60%、完全子会社のサイアム・クラフトインダストリーが40%とする。タイ・コンテナーズにはSCGが70%、レンゴーが30%を出資している。

マイパックはジャカルタ東郊の西ジャワ州ブカシ県で工場を操業し、食品・消費財産業などに製品を供給。年産能力は14万400トンに上り、2024年の売上高は8460億ルピアだった。

SCGは、2019年に買収した現地法人ファジャール・スルヤ・ウィセサを通じてブカシで包装用紙工場を操業。また、タイ・コンテナーズを通じてインドネシア国内で段ボール工場7拠点を展開している。一方、レンゴーは同国でタイ・コンテナーズの7拠点のほか、現地食品大手と合弁の段ボール工場4拠点を持ち、マイパックを加えて12拠点体制となる。


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