【タイ】三菱自の東部拠点、車両工場の一部を休止

【亜州ビジネス編集部】

三菱自動車は5日、東部チョンブリー県のレムチャバン工場で3つの完成車工場のうち第3工場を休止すると発表した。国内ではローン審査の厳格化などで新車市場が低迷し、他社との競争も激化している。バーツ高の進行で輸出競争力が低下していることもあり、生産体制を見直す。

工場は現地法人ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)が操業し、乗用車「ミラージュ」や1トンピックアップトラック「トライトン」などを生産。累計生産台数は700万台を超え、輸出拠点として2022年には累計輸出台数が500万台に達している。ただ年産能力が3工場合計で40万台を超えるのに対し、25年3月期の生産台数は20万680台にとどまっていた。


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