【亜州ビジネス編集部】
帝国データバンクが20日発表した「海外進出に関する企業の意識調査(2025年)」によると、生産拠点として今後進出する可能性がある国・地域でベトナムが首位に立った。東南アジアではタイ(3位)やインドネシア(4位)も上位に入った。
10月20~31日に調査を実施した。調査対象は全国2万5111社で、うち有効回答数は1万427社(回答率41.5%)。生産進出を検討する国・地域を1~3位に順位付けして回答してもらい、1位は5ポイント、2位は3ポイント、3位は1ポイントを付与して合計ポイントを算出した。
ベトナムは4605ポイントで、2位の中国(2707ポイント)に大差をつけた。3位以下は、◆タイ(2138ポイント) ◆インドネシア(1806ポイント) ◆台湾(1450ポイント) ◆インド(1259ポイント) ◆米国(984ポイント)――が続いた。
一方、販売拠点として今後進出する可能性がある国・地域では中国(3130ポイント)が首位。2位以下は、◆米国(3043ポイント) ◆ベトナム(2462ポイント) ◆台湾(2223ポイント) ◆タイ(1959ポイント) ◆インド(1608ポイント) ◆インドネシア(1469ポイント)――となった。
海外進出済みの企業に生産拠点として最も重視する進出先を尋ねた調査では、中国が16.2%を占めて最多。ただ、19年の前回調査(23.8%)からは重要度が低下した。2位はベトナム(7.9%)、3位はタイ(5.3%)だった。
同様に販売拠点として最も重視する進出先も中国(12.3%)が最多だが、前回(25.9%)から低下。2位は米国(8.2%)、3位はタイ(6.2%)が続いた。





