【亜州ビジネス編集部】
包装資材メーカーの三景(本社:名古屋市北区)は21日、北部フンイエン省に新設した工場の稼働を開始したと発表した。来年1月から本格稼働し、日系電子機器メーカー向けに環境対応型の不織布包材を製造する。欧米向けを中心に環境対応包材の需要が急速に拡大しており、ベトナム拠点を「環境包材のマザー工場」と位置づける。
新設した現地法人の三景マニュファクチャリングベトナムを通じてミンドゥック工業団地内に工場を設けた。日系メーカーを中心に需要を掘り起こし、将来は東南アジア全域への供給網を整備する。日本向けでは、本社・三重県工場と補完しながら短納期化とコスト低減を図る。
ベトナム拠点では、再生原料やバイオマス素材など環境配慮素材の特性を最大限に活用した加工技術の高度化にも取り組む。





