【亜州ビジネス編集部】
低温物流のニチレイロジグループ本社は、現地法人2社を増資すると発表した。来月上旬~中旬に実行し、2社とも特定子会社とする。東南アジアでの越境輸送網の構築や配送ネットワーク強化に必要な資金を増資で確保する。
2社は完全子会社のNLコールドチェーン・ネットワーク(M)(NLCCN)と、同子会社が49%出資するNLリットタット・グループ(NLLTG)。資本金をNLコールドチェーンが6238万リンギ(約23億5000万円)から3億747万リンギ、NLリットタットが8455万2000リンギから1億3973万9000リンギに増強する。
NLコールドチェーンは首都圏セランゴール州プチョンを本拠に冷蔵・冷凍倉庫業、利用運送業を手掛ける。倉庫の設備能力は5万4000トンで、イスラム教の戒律に沿うハラル低温物流の専業者としては国内最大級という。NLリットタットは同州クランを本拠とし、自社車両を活用した冷蔵・定温・常温の輸配送機能に強みを持つ。





