【亜州ビジネス編集部】
丸紅は、化粧品事業のカーマートに追加出資すると発表した。株式の10.0%を上限とする公開買い付け(TOB)を行い、出資比率を最大28.0%に引き上げる。カーマートとの連携を強化し、東南アジアを中心にさらなる販路拡大や資本・業務提携などの成長機会創出に取り組む。
現地法人のウェルサイアムを通じて来年2月にも実施する。1株当たりの購入価格は9.8バーツ(約48円)で、発表前の終値を2割ほど上回る水準。10.0%取得した場合は総額が12億5800万バーツとなる。応募が4.5%に達しなければ不成立とする。
カーマートは2012年に化粧品事業を開始した後、国内市場で継続的にシェアを拡大。ベトナムやカンボジアなどでも事業展開する。丸紅は23年に現地のファンドと共同で出資し、現在の出資比率はウェルサイアムが18.0%、現地ファンドが2.0%となっている。





