【亜州ビジネス編集部】
四国化成ホールディングスは26日、地場化学品メーカーのティムラヤ・トゥンガルを完全子会社化すると発表した。約3000万米ドルで全株式を取得する。自社製品原料の安定調達を実現するほか、ティムラヤが東南アジア各国などに保有する販売網を活用することで化学品事業の世界展開を加速する。
傘下の四国化成工業と共同で来年第1四半期に株式を取得する。出資比率は四国化成HDが10%、四国化成工業が90%とする。
ティムラヤは1979年設立で、資本金2835億ルピア(約26億6000万円)。西ジャワ州カラワンの工場で硫黄を原料に硫酸をはじめとした幅広い製品を製造販売し、四国化成にも供給している。
四国化成は東南アジアで事業拡大を進めており、今月にはタイの首都近郊に電子化学材料の販売や技術サポートを手掛ける現地法人を設立している。





