【アセアン】黒字の日系企業65%、前年から微増=ジェトロ調査

【亜州ビジネス編集部】

日本貿易振興機構(ジェトロ)が発表した海外進出する日系企業の実態調査によると、2025年に営業黒字を見込む日系企業の割合は東南アジアで65.3%となり、前年の65.2%からわずかに上昇した。ただ、世界全体の66.5%は下回った。

調査は年1回行われる。25年は海外82カ国・地域の日系企業1万7708を対象として、8~9月にオンライン配布・回収によるアンケートを実施。7485社から有効回答を得た(有効回答率42.3%)。

東南アジアの黒字企業の割合は国別で、フィリピンの75.3%が最も高く、前年から5.5ポイント上昇。これに◆インドネシア=69.1%(3.0ポイント低下)◆ベトナム=67.5%(3.4ポイント上昇)◆シンガポール=66.8%(0.9ポイント上昇)◆タイ=63.3%(0.8ポイント低下)◆マレーシア=62.5%(8.3ポイント低下)――が続いた。

今後1~2年の事業展開の方向性については、東南アジアでは46.8%が「拡大」と回答し、前年(46.3%)から上昇した。国別ではベトナムの56.9%が高く、以下はフィリピン(50.3%)、ラオス(50.0%)が続いた。タイは38.7%にとどまった。

25年の基本給の昇給率は、国別ではミャンマー(10.0%)が東南アジアで最も高かった。これに◆ラオス=9.2%◆ベトナム=5.5%◆インドネシア=5.4%◆フィリピン=4.9%◆マレーシア=4.4%◆カンボジア=4.3%◆タイ=3.9%――が続いた。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

今週のタイのニュース動画まとめ

WiSE公式LINE登録後に動画が視聴可能となります。

今週のタイのニュース動画まとめ

 

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る