【亜州ビジネス編集部】
NTTドコモ・グローバルは9日、大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループ傘下のアセンドコマースと資本提携すると発表した。アセンドは電子商取引(EC)サイトやCPグループの共通ポイント事業を手掛けている。ドコモはアセンドの増資を引き受けて20%出資し、日本で培ったマーケティング関連のノウハウなどを提供してアセンドの事業のデジタル化を後押しする。
このほど株式引受契約を交わした。契約に基づき業務提携の検討を進め、アセンドのサービスのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進。顧客満足度や利便性の向上につなげる。
アセンドはECサイトや共通ポイントの運営、広告・クーポン配信などの「アメイズ」事業を今年に入って開始。自社のECサイトやグループが運営する小売店、携帯電話サービス、提携銀行などで獲得したポイントを相互に利用できるようにした。同グループは1万5000店超の「セブン―イレブン」や2500店超のスーパーマーケット「ロータス」、加入数5200万件の携帯電話サービスなどを展開しており、サービスの利用者は4000万人に上る。
アセンドのグループは他に、電子決済サービスやデータセンター(DC)、ビットコイン関連の事業も手掛けている。電子決済サービスのアセンドマネーには三菱UFJフィナンシャル・グループが昨年に出資した。





