【亜州ビジネス編集部】
山洋電気は17日、北部フンイエン省に子会社を設立すると発表した、今年9月に建設計画を発表した冷却ファン工場の運営を担う。工場への投資額は約70億円で、2027年7月に稼働を開始する予定。新工場の法人化により、事業活動の機動性を高めると共に、グループ各拠点とのシナジー効果の創出を図る。
完全子会社の山洋電気ベトナムを来月に設立する。資本金は5270億ドン(約30億円)。第2タンロン工業団地(TLIP2)の敷地4万7800平方メートルに工場を建設する。日本とフィリピンに続く3カ所目の大規模生産拠点で、月産能力は◆冷却ファン:約50万台◆ステッピングモーター:約5万台◆サーボモーター:約5000台――とする。
山洋電気はハノイ市で駐在員事務所を開設し、今月に営業を開始している。同市周辺を中心に、全国で営業・資材調達に関するマーケティング活動を展開する。





