【亜州ビジネス編集部】
データ分析などを手掛けるデータセクション(本社:東京都品川区)は22日、バンコク北郊にAI(人工知能)データセンター(DC)を設立すると発表した。現地の施設の利用に向け、このほどデータセンター企業との間で契約を交わした。ソブリンAI(自国独自のAI基盤)の構築や企業の大規模言語モデル(LLM)活用を支えるインフラを提供する。
施設は来月に10メガワット(MW)規模の準備を終え、来年初めにも稼働を開始する。タイでは政府のAI推進策でAIデータセンターの拡充が強く求められているうえ、世界的なIT(情報技術)企業の大規模投資が相次いでいると同社は指摘。今回の利用契約を皮切りに、今後も同国で段階的に容量を拡大する方針を示した。





