【亜州ビジネス編集部】
米フォード・モーターは22日、スズキから東部ラヨーン県の四輪車工場を買収すると発表した。自社工場に隣接しており、将来の生産拡大に活用する考え。長期的に生産基盤を強化し、タイや近隣地域の需要に柔軟に対応できる体制を整備するとしている。23日付各紙が伝えた。
売買契約を締結済みで、数カ月以内に取得手続きを終える。買収する工場は敷地面積66万平方メートル、総建築面積6万500平方メートル。WHAイースタンシーボード1工業団地内に立地し、生産会社のフォード・タイランド・マニュファクチャリング(FTM)の工場に隣接している。スズキは2012年に生産を開始した。
スズキは24年6月、同工場を25年末までに閉鎖すると発表。市況悪化や中国メーカーとの競争激化で販売が落ち込む中、全車種を輸入販売に切り替えた。
フォードは県内の別の工業団地で、マツダと合弁のオートアライアンス・タイランド(AAT)の工場も操業。年産能力はFTMの工場が13万5000台、AATが27万台とされる。ピックアップトラック「レンジャー」などを生産している。タイ進出30周年を迎え、累計投資額は39億米ドルを超えるという。





