【タイ】25年の車生産1%減146万台、3年連続で前年割れ

【亜州ビジネス編集部】

タイ工業連盟(FTI)の28日発表によると、2025年の国内自動車生産台数は前年比0.9%減の145万5569台だった。前年を下回るのは3年連続で、台数は新型コロナウイルスの影響があった20年以来、5年ぶりの少なさ。家計債務の高止まりなどを背景に1トンピックアップトラックの国内販売が引き続き低調だったほか、規制対応などで乗用車の輸出も落ち込んだ。同連盟は26年の生産台数を3.1%増の150万台と予測。外国投資の増加や電気自動車(EV)市場の拡大が成長を後押しすると見込む。

25年の生産台数は、同連盟の下方修正後の予測である145万台を上回った。仕向地別では国内販売向けが8.6%増、輸出向け生産が5.2%減。国内新車市場がEVの好調で約8%拡大した一方、完成車(CBU)の輸出台数は8.2%減の93万5750台と、4年ぶりに100万台を割り込んだ。

国内・輸出向けを含む乗用車の電動車の生産台数は、◆電気自動車(EV)=7.3倍の7万914台◆ハイブリッド車(HV)=12.3%増の21万4371台◆プラグインハイブリッド車(PHV)=2.2倍の1万7296台――。EVは、補助金を得た各メーカーが政府に課されたノルマの達成に向けて生産を急ぎ、締め切り前の12月には前年同月比8.9倍の1万714台に急増した。

FTIの26年の生産見通しは、国内販売向けが10.1%増の55万台、輸出向けが0.7%減の95万台。国内販売では、EV市場の拡大や外国投資の増加に加え、2月の選挙後に発足する新政権の景気刺激策などにも期待できるとしている。一方、輸出では、貿易相手国による炭素排出基準の厳格化や、中国製の安価なEVとの競争激化などが懸念されるという。

25年のバイク生産2%増

同連盟によると、25年の国内バイク生産台数は2.1%増の247万6747台だった。内訳は、CBUが4.5%増の197万2902台、輸出向けの完全組み立て部品(CKD)が6.6%減の50万3845台。輸出台数(CBUとCKDの合計)は4.9%減の89万3198台だった。FTIは26年のCBU生産台数を1.7%増の200万台と予測している。


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