【亜州ビジネス編集部】
工業省工業経済事務局(OIE)の2月26日発表によると、2026年1月の鉱工業生産指数(MPI、21年=100)は101.6となり、前年同月比で1.5%上昇した。前年同月を上回るのは2カ月連続。輸出が好調な電子製品の伸びが拡大したほか、自動車がプラスを維持した。MPIは季節調整済み前月比では0.1%低下した。
主要10品目のうち6品目が前年同月比でプラスだった。電子製品(18.8%上昇)は11カ月連続で前年同月を上回り、前月から伸びが加速。プリント基板アセンブリー(PCBA、30.8%上昇)の増産が続くほか、データセンター(EC)向けの需要が好調なハードディスク駆動装置(HDD、21.4%上昇)も大きく伸びた。
また、国内販売が回復基調にある自動車(6.3%上昇)は5カ月連続のプラス。1800cc超のハイブリッド車(HV、30.3%上昇)などの伸びが加速した。一方、補助金が終了した電気自動車(EV、66.2%上昇)は、引き続き高い伸びだったものの前月からは失速している。
食品(1.9%上昇)ではパーム油(67.3%上昇)の好調が続く。好天でアブラヤシの収穫が増えた。ベースメタル(8.3%上昇)は10カ月連続で前年同月を上回り、熱延鋼など鋼板(9.8%上昇)と条鋼(13.2%上昇)の生産が拡大。一方、鋼管(1.9%低下)は4カ月ぶりに前年を割り込んだ。
他に化学肥料(29.6%低下)が2カ月連続の前年割れだった。カンボジアとの国境紛争などを背景に受注が落ち込んでおり、一部の工場が生産をストップした。
OIEが同時に発表した1月の製造業設備稼働率は60.1%。前年同月から0.3ポイント低下したものの、前月からは2.2ポイント上昇した。自動車の稼働率は51.0%で、前年同月比で2.4ポイント上昇、前月比で3.9ポイント上昇だった。




