【亜州ビジネス編集部】
タイ工業連盟(FTI)の24日発表によると、2026年2月の国内自動車生産台数は前年同月比3.4%増の11万7952台だった。前年同月を上回るのは6カ月連続。前月と同様に輸出向けと国内販売向けがそろって拡大し、乗用車の電気自動車(EV)や国内向け1トンピックアップトラックが大きく伸びた。
輸出向け生産は4.6%増。前年同月に低迷していた乗用車が22.8%増えた。一方、乗用車と1トンピックを合わせた完成車(CBU)の輸出台数は0.1%減の8万1195台で、アジアや豪州向けが落ち込んだ。
中東紛争が激化する前であり、同地域向けの輸出は増えたものの、FTIは今後が懸念されると指摘した。ホルムズ海峡が封鎖されたことでインドとシンガポールに停泊している輸送船があるという。中東向け輸出は25年に20万1台に達し、完成車輸出全体の21.2%を占めた。1トンピックの輸出が多い。
2月の国内向け生産は1.0%増だった。乗用車が大きく落ち込む一方、1トンピックが56.0%増と前月に続く大幅増を記録。1トンピックはダブルキャブや乗用ピックアップトラック(PPV)が好調だった。
輸出・国内向けを含む乗用車の生産台数は8.5%減で、5カ月ぶりに前年を割り込んだ。エンジン車(3.8%減の1万5396台)やハイブリッド車(HV、15.7%減の1万4939台)などがマイナス。一方でEVは71.5%増の3846台と大幅増が続いている。
1~2月の全体の生産台数は前年同期比6.9%増の23万6338台だった。同連盟は1月末、26年の生産台数予測を前年比3.1%増の150万台と発表している。
新車販売2%減
同連盟によると、2月の国内新車販売台数は2.2%減の4万8242台だった。前年割れは11カ月ぶり。EV補助金の終了に伴い、スポーツ多目的車(SUV)を含む乗用車が6.8%減と低調だった。うちEVは18.6%減だった。ほか、純1トンピックアップトラックは1.4%減少した。
■バイク生産15%減
2月の国内バイク生産台数は15.2%減の18万3794台だった。内訳は、CBUが15.3%減の14万3640台、輸出向けの完全組み立て部品(CKD)が14.5%減の4万154台。輸出台数(CBUとCKDの合計)は6.0%減の7万2588台だった。
1~2月のバイク生産台数は前年同期比8.4%減の39万4653台。FTIは26年のCBU生産台数を1.7%増の200万台と予測している。




