【亜州ビジネス編集部】
浄水場向け機器やプラントを製造・建設する月島JFEアクアソリューション(本社:東京都中央区)は、ハノイ市で脱炭素型の下水汚泥焼却炉の導入に向けた調査を行うと発表した。市内最大規模の下水処理場が昨年に本格稼働を開始したことで、同市では下水汚泥量が大幅に増えている。同社は対応策として汚泥専用の脱炭素型焼却炉の導入可能性を調査する。
従来型に比べて温暖化ガス排出量を50%以上削減しつつ発電も可能な焼却炉「OdySSEA」を導入する計画。併せて適地選定や環境影響評価、施設基本計画の策定など事業可能性を総合的に検証する。今回の調査事業は、経済産業省が公募する「令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)」に採択された。
市内最大規模の「エンサ下水処理場」が昨年6月に本格稼働を開始した。月島JFEアクアとJFEエンジニアリングの共同企業体(JV)が市当局から受注して建設したもので、1日の処理水量は27万立方メートルに上る。市内の下水処理能力が約2倍に拡大した一方、市内で発生する下水汚泥量は日量最大300トン規模となり、従来の埋立処分場の許容量を大幅に超過している。




