【亜州ビジネス編集部】
タイ工業連盟(FTI)の25日発表によると、2026年4月の国内自動車生産台数は前年同月比0.4%減の10万3794台だった。前年割れは8カ月ぶり。国内販売向け生産の落ち込みが続くほか、輸出向け生産が減速した。中東情勢が悪化する中、完成車(CBU)の輸出では中東向けが9割減となった。
仕向け先別では国内向け生産が1.7%減、輸出向け生産が0.3%増だった。国内向けは乗用車が引き続き2桁のマイナス。輸出向けでは1トンピックアップトラックが落ち込んだ。
FITは、ホルムズ海峡の封鎖の影響で中東向けピックアップの生産が減少したと説明。中東紛争が3カ月以上続けば、輸出向け生産の年間目標(95万台)は達成が厳しくなると指摘した。4月のCBU輸出台数は8.4%減の6万190台で、うち中東向けは91.8%減の993台と大幅に落ち込んだ。
一方、輸出・国内向けを含む乗用車の生産台数は8.4%減で、3カ月連続のマイナスとなった。プラグインハイブリッド車(PHV、68.6%増の1738台)が急伸したものの、◆ハイブリッド車(HV)=1.4%減の1万8326台◆エンジン車=24.2%減の1万1870台◆電気自動車(EV)=1.0%減の4716台――が落ちこんだ。
1~4月の全体の生産台数は前年同期比4.0%増の47万3545台だった。同連盟は1月末、26年の生産台数予測を前年比3.1%増の150万台と発表している。
新車販売2.5%増
4月の国内新車販売台数は2.5%増の4万8394台だった。前年同月を上回るのは2カ月連続。乗用車が9.1%増の3万3654台とけん引し、1トンピックは10.1%減の9831台だった。
乗用車では、4月上旬に閉幕したモーターショーで予約が好調だったEVが27.4%増の1万3882台と伸び、HV(41.8%増の1万1204台)やエンジン車(35.2%減の7109台)の台数を上回った。
バイク生産4%減
4月の国内バイク生産台数は4.2%減の18万1539台だった。内訳は、CBUが6.9%減の14万6306台、輸出向けの完全組み立て部品(CKD)が8.6%増の3万5233台。輸出台数(CBUとCKDの合計)は11.4%増の6万8170台だった。
1~4月のバイク生産台数は前年同期比4.3%減の81万7426台だった。




