【亜州ビジネス編集部】
INPEXは、東ジャワ沖合海域の「バロン探鉱鉱区」を英BPと共に取得したと発表した。2035年までの長期戦略で掲げる「天然ガス/液化天然ガス(LNG)事業の拡大」の一環。中長期的に安定したエネルギー需要が見込まれる東ジャワ州の沖合に位置することから、探鉱成功時には効率的な開発・生産が期待されるとしている。
エネルギー・鉱物資源省が行った入札で落札し、子会社のINPEXバロンを通じて石油・天然ガス上流事業を管轄するインドネシア石油ガス上流事業監督執行機関(SKKミガス)と生産分与契約(PSC)を締結した。INPEXバロンが51%を出資してオペレーターとなり、残り49%はBPが持つ。工区の面積は850平方キロメートル。同海域では複数のガス田・油田が発見されているという。
■大型LNG開発で供給先と基本合意
INPEXは、アラフラ海のマセラ鉱区で進めている大規模なLNG事業について、供給先となる5社との間で基本合意に至ったと発表した。BPや国営電力PLNなどで、今後は販売契約の締結に向けた協議を進める。
5社のうちBPとPLN、国営ガスのPGN、英系シェル・イースタン・トレーディングの4社とは、LNGの供給に向けて基本合意した。一方、国営肥料メーカーのププック・インドネシアとは、パイプラインガスを供給する方向で協議する。
同鉱区は年間950万トンのLNG生産が見込まれ、日本の年間LNG輸入量の1割強に相当する。INPEX子会社のINPEXマセラが権益65%を持つオペレーターを努めており、過去の発表によると2030年代初頭の生産開始を目指す。




