【亜州ビジネス編集部】
オムロンからの分社化を予定する電子部品事業のオムロンデバイス&モジュールソリューションカンパニー(DMB)は11日、首都圏セランゴール州の工場を移転すると発表した。投資額は約100億円。州内のより広い敷地に移転してリレーやソケットの生産能力を1.5倍に増強し、インドやアジア太平洋で拡大する需要を取り込む。
DMBは来月に「Aratas(アラタス)」の社名で分社化し、10月には米投資ファンドのカーライルの傘下に入る。工場の移転は10月以降の事業拡大を見据えた措置。来年末にも新工場を完成させて、DMBの生産高全体の十数パーセントを占める戦略拠点とする。
州の中心部にある工場を、官民合同で開発された郊外の工業団地「コンパス@コタセリランガット」に移転する。港湾と空港へのアクセスが良いという。敷地面積は現工場の1.5倍に当たる6万8800平方メートル。清水建設の現地法人に設計・施工を発注し、今年10月にも着工する。
工場運営のオムロンマレーシアは1973年設立。分社化後は社名をアラタス・コンポーネンツ・マレーシア(ACM)に変更する。




