【亜州ビジネス編集部】
マレーシア統計局が19日発表した貿易統計によると、2026年5月の輸出額は前年同月比45.3%増の1840億380万リンギ(約7兆1930億円)だった。前年同月を上回るのは11カ月連続となり、金額は2カ月連続で過去最高を更新。世界的にAI(人工知能)関連製品の需要が高まる中、主力の電気・電子製品(70.5%増)が大きく伸びた。全体の輸入額は14.1%増の1436億2410万リンギ、貿易収支は403億7970万リンギの黒字だった。
輸出は品目別で、全体の5割弱を占める電気・電子製品が20カ月連続のプラス。シンガポール向けなどが好調だった。また、原油価格の上昇を背景に石油製品(74.2%増)の伸びが加速。光学・科学機器(45.0%増)も大きく伸びた。一方、鉄鋼製品(46.0%減)や加工食品(21.1%減)は2桁減となった。
国・地域別の輸出額は、上位10カ国・地域すべてでプラス。中でも米国(97.7%増)は伸びが大きく加速し、2カ月ぶりにシンガポール(40.4%増)を抜いて最大輸出先となった。日本(34.6%増)は2カ月連続のプラスで、前月から伸びが加速した。
輸入は品目別で最大の電気・電子製品(23.0%増)が9カ月連続のプラス。また、年初から前年割れが続いていた輸送機器(4.8%増)がプラス転換した。一方、鉄鋼製品(14.3%減)は前月の2桁増からマイナスに転じた。国別では全体の4分の1を占め最大の中国(38.7%増)が2桁増を維持。日本(18.5%増)は9カ月連続のプラスだった。
1~5月の累計は、輸出額が前年同期比24.3%増の7938億4230万リンギ、輸入額が11.8%増の6610億7320万リンギ、貿易収支が1327億6910万リンギの黒字だった。




