【タイ】6月のCPI上昇率2.4%、2カ月連続で減速

【亜州ビジネス編集部】

商務省が6日発表した2026年6月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で2.4%だった。前年同月を上回るのは3カ月連続。ただ燃料価格の伸び縮小などで上昇幅は前月(2.8%)を下回り、2カ月連続の伸び鈍化となった。一方、非生鮮食品や公共交通、家具などの値上がりが加速し、振れ幅の大きいエネルギーと生鮮食品を除くコア指数(1.2%)は前月を0.3ポイント上回った。

車両用燃料(22.4%)は中東危機を背景に高水準で推移しているものの、4~5月の30%前後の上昇からは落ち着いた。一方で長距離バスなど公共交通運賃(9.6%)は前月(8.5%)を上回り、燃料高の影響の広がりがうかがえる。住居(0.2%)に含まれる清掃用品や家具、衛生陶器なども前月から伸びが加速した。

食品(1.0)は前月から横ばい。4~5月に高騰していた生鮮野菜(マイナス0.3%)が下落に転じる一方、麺類や一皿料理を含む調理済み食品(3.1%)などの伸びが加速した。また、コメ(3.2%)が24年8月以来の高い伸びを記録した。

1~6月のCPI上昇率は前年同期比で1.1%だった。商務省は26年の年間予測を1.5~2.5%に維持。第3四半期もプラス圏で推移するとの見方を示し、指数を押し上げる要因には、◆燃料価格の高止まり◆コスト高に伴う調理済み食品の値上がり◆バスを中心とする公共交通運賃の上昇◆エルニーニョ現象の影響とベース効果による生鮮野菜の値上がり――を挙げた。一方、電気料金の低下と、供給増に伴う生鮮肉の値下がりが指数の上昇を抑制するとの見方を示した。


亜州ビジネスASEAN
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