【亜州ビジネス編集部】
8日締め切りの車両購入権(COE)入札では、全カテゴリーで価格が上昇した。小型車向けのカテゴリーAは過去最高額を更新し、大型車向けのカテゴリーBは13万シンガポールドル(約1630万円)を超えた。中国の電気自動車(EV)メーカーによる販売拡大や、EV購入支援策の縮小を前にした駆け込み需要などが価格を押し上げている。ストレーツタイムズなどが伝えた。
小型の乗用車やEVが含まれるカテゴリーAは前回比4.2%上昇の12万9000シンガポールドルとなり、2025年10月に付けた過去最高の12万8105シンガポールドルを更新した。大型車向けのカテゴリーBは6.0%上昇の13万889シンガポールドルだった。
商用車向けのカテゴリーCは2.1%上昇の9万5000シンガポールドルで、6月上旬に記録した過去最高値を更新。バイク向けのカテゴリーDは2.1%上昇の1万201シンガポールドルとなり、年初来で3回目の1万シンガポールドル超えとなった。バイクを除く全車種に使用できるオープンカテゴリー(カテゴリーE)は0.6%上昇の12万9801シンガポールドルだった。
陸上交通庁(LTA)は、前回入札から今回は通常より1週間長い3週間の間隔が空いたことで需要が積み上がり、価格上昇につながったと説明した。今回は総入札件数が前回比10.8%増の4950件となり、落札できなかった入札も1796件と前回から37%増加した。
業界関係者は、中国EVメーカーが積極的に販売を拡大していることに加え、27年1月からEV購入支援策が縮小されることを見据えた駆け込み需要も価格上昇の要因と指摘した。LTAは現在、車両区分制度の見直しを進めており、26年末までに完了する予定としている。




