【亜州ビジネス編集部】
大林組は15日、自社開発した低炭素型コンクリート「クリーンクリート」の供給体制をインドネシアで確立し、試験施工に成功したと発表した。同製品の海外展開は初めて。現地で調達可能な材料や生産・施工条件に適合させながら、強度発現や施工性、経済性を確保したとしている。
現地の生コン大手ピオニルベトン・インダストリと連携して各種試験を実施。その結果、現地の材料で施工に適した配合を確立すると共に、従来のコンクリートと比べて二酸化炭素(CO2)排出量を60%以上も削減できる製品の生産を実現した。
試験施工では仕上がり面にひび割れなどの不具合は見られず、良好な品質で施工できることを確認できたという。今後は配合や施工条件の最適化を進め、現地の建設工事への適用拡大を図る。他の国・地域への展開も目指す。
クリーンクリートはセメントの大部分を高炉スラグ微粉末などの産業副産物に置き換えた製品。セメントの混合比率を抑えることで、材料に起因するCO2排出量を最大80%削減する。日本では2025年度までに47万9000立方メートルが適用された。




