【タイ】GDP予測を2.0%増に据え置き=カシコン総研

【亜州ビジネス編集部】

カシコン銀行傘下の総合研究所カシコン・リサーチ・センター(KRC)は、2026年の実質国内総生産(GDP)成長率予測を前年比2.0%と発表し、前月の予測から据え置いた。国家経済社会開発委員会(NESDC)が17日発表した第2四半期の実質GDP成長率は前年同期比で1.9%となり、KRCの予測(1.3%)を上回った。ただ在庫の積み増しが主な押し上げ要因であり、内需の回復を反映したものではないと分析。製造業の低迷も続いていると指摘した。

民間投資の予測は9.0%増とし、前回予測(8.5%増)から引き上げた。民間投資は下半期も成長を支えるものの、上半期にデータセンター(DC)などデジタル分野への投資が加速した反動があり、伸びは鈍化するとみている。

外国人観光客数の予測も3000万人から3140万人に引き上げた。中東情勢の緩和に伴う航空運賃の低下などがプラスに影響すると見込む。

輸出額と個人消費の予測は据え置いた。輸出額の伸び率は14.0%、個人消費は2.2%とした。個人消費については、購買力が低下しており、政府が追加の景気刺激策を導入しなければ、第4四半期に大幅に減速する可能性があると指摘した。インフレ率は2.3%から1.8%に引き下げた。

25年の実質GDP成長率は2.4%だった。前年の2.9%から減速。家計債務の高止まりや外国人観光客数の落ち込みを背景に個人消費の伸びが鈍化した。


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