【亜州ビジネス編集部】
電源開発(Jパワー)は9日、出資先でバイオテック企業のグリーン・アース・インスティテュート(GEI、本社:東京都新宿区)と共同で、アブラヤシ廃木活用事業の商業化に向けた、より大規模な実証をジャカルタ近郊で行うと発表した。これまでの調査・検討の段階から移行し、バイオエタノールの生産を目指す。
GEIの技術を用いて廃木から搾汁液を抽出し、発酵などの過程を経て生産する。両社は2021年に事業の検討開始を発表し、これまで調査などを行ってきた。今後は現地に大規模な実証用の設備を設けて一連の工程の実証を行う。
生産したバイオ燃料は再生航空燃料(SAF)の原料として活用したい考え。SAFの本格普及が見込まれる2030年ごろまでに、年間で数万~10万トン以上の廃木を処理できる設備の社会実装を目指した検討を進める。
アブラヤシ農園では周期的な植え替えで廃木が発生し、通常は現地での細断・埋め立てによって処理されるという。ただ、水分や糖分を多く含んでおり、不適切に処理を行うと温室効果ガスや病害虫の発生などを誘発するため、適切な利活用が課題となっている。




