【中国】工作機械産業、25年売上高1.6兆元超

【亜州ビジネス編集部】

中国の工作機械産業で高度化と国産化が進んでいる。工業情報化部によると、2025年の工作機械産業の営業収入は1兆6000億元(約38兆円)を突破し、10年以上連続で世界首位を維持した。26年は第15次5カ年計画(26~30年)の初年度として重点分野に位置付けられ、上半期の工作機械・工具業界の営業収入は前年同期比7.6%増の5309億元だった。経済日報が15日付で伝えた。

中国機床工具工業協会によると、26年上半期の主要企業における金属加工工作機械の新規受注は前年同期比9.2%増、受注残高は12.1%増だった。このうち金属切削工作機械の新規受注は20.5%増、受注残高は19.1%増となり、いずれも第1四半期から伸びが加速した。

技術開発では、精雕科技集団と北京北一機床が、独自の数値制御(NC)システム「JD60」を搭載した国産の高精度門型工作機械を共同開発した。機上測定や適応加工機能を備え、航空宇宙や船舶分野などで高精度の5軸加工に対応する。

秦川機床工具集団も西安交通大学、西北工業大学などと共同で技術開発を進めているほか、省級スマート製造イノベーションセンターを通じて川上・川下の20社余りと連携し、第5世代工作機械から第6世代スマート工作機械への移行を推進している。

一方、収益力や高級機の輸入依存は課題として残る。26年上半期の工作機械・工具業界の平均利益率は3.7%で、機械工業全体の4.5%を下回った。

25年の工作機械輸入額の70.6%をドイツ、日本、スイスの3カ国が占めた。輸入品の平均単価は1台当たり68万5000元だったのに対し、中国からの輸出品の平均単価はその約10分の1にとどまり、輸出は依然として中低価格帯が中心となっている。


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