【バンコクハイジーン】VOL.48 : キノコ生活

常夏の国・タイ。バンコクは高温多湿であり、 いつ夏バテ状態にもなるとも限りません。 それに加え、慣れない海外生活や仕事のストレスなど、 体調管理がとても重要になります。 バンコクで体験できるちょっと変わった健康法(ハイジーン)。 あなたのカラダにもいい変化が現れるかもしれません。


 

タイは、キノコの種類が豊富に揃います。スーパーに行くたびに驚くのが、その種類の多さ。また、日本にはない珍しいキノコが多く、さまざまなタイ料理に使われるほか、薬として使われていることも多いようです。
日本でも、キノコは低カロリーでダイエット効果があることは有名ですが、そのほかにも食物繊維がたっぷりで、便秘予防や改善に効果あり。エリンギに至っては、なんと食物繊維がキャベツの2倍以上なのだそうです。
しかも、キノコの細胞壁には食物繊維の一種であるβグルカンが豊富に含まれています。βグルカンは免疫力を活性化して体を守る能力を向上させると言われています。そして、ほかの野菜と比べて、炭水化物を燃やしてエネルギーに変えるビタミンB1、髪や皮膚、爪の再生に関わるビタミンB2、カルシウムの吸収を促進するビタミンDが豊富。
さらに、キノコにはカリウムも多く含まれているので、摂取することでむくみが解消されやすくなります。

最近の研究で、キノコ(特にブナシメジやブナピー)に多く含まれるアミノ酸の一種、GABAが、イライラや神経の高ぶりを押さえ、リラックスさせる効果が期待できることが判明。そして、キノコに含まれるオルニチンは肝臓の働きを助けてくれます。疲労回復・二日酔いの予防にも良いとされていますので、お酒を飲む方は特に、意識して摂取されてはいかがでしょうか?

タイで購入できる珍しいキノコから、豊富な栄養素を積極的に摂取して、ストレスに強くなりましょう!

This is what you want, for live long

 

【Profile】

クリスチーネ剛田。世界各地を放浪の末、2009年からバンコクに居を構える。長年の長旅の疲れか、あるいは単なる老化なのか、不定愁訴が現れはじめたため、日々健康を求めてバンコクを徘徊する40代主婦

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