©sawaddekubpomjackpapho＠Facebook
日本を代表する観光名所「富士山」。2013年には世界遺産に登録され、その人気はさらに拡大。なかでも、コンビニ（ローソン）越しに見える「富士山ローソン」という撮影スポットをタイ人俳優がSNSで紹介したことをきっかけに、タイ人の間でも知られるように。
大勢の観光客が訪れる場所ゆえ非常識なマナー違反が後を絶たない。
過激な炎上芸で知られるタイ人インフルエンサーのジャック・パプホー。
11月17日、「誰かに見下されても、そんな言葉は気にしない」という文章とともにある動画を投稿。そこには先述した富士山ローソンの駐車場でジャック氏が車の上に立ち、上半身裸で踊る姿が映されていたのだ。
一部の盲目ファンからは面白がられる反応があったものの、大多数のタイ人からは「国の恥」「タイ人全体の品位を落とす」といった強烈な非難の声で溢れた。
男の礼節を欠く行為に日タイ両国も騒然。一個人の振る舞いによって、外交・観光の領域にまで影響を及ぼす事態に。タイのシハサック外相は「こうした行為はタイ人全体のイメージに悪影響を与える」と懸念を示し、国外へ旅行するタイ人に対して「その国の法律、文化や価値観を尊重してほしい」と呼びかけている。
一連の騒動を受けジャック氏は謝罪し、投稿を削除しなかった理由については「問題から逃げたくなかったから」だとコメントしたが、現在のところほとぼりが止む気配はない。
「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、海外での非常識な振る舞いは時として国のイメージを大きく損なう。
男の振る舞いを見ていた富士山はどう思ったのか。私たちには知る由もない。
