タイで相次ぐクレーンによる事故。
安全への懸念が広がる中、新たな事故がまた起きてしまった。
場所はタイ東北部コンケーン県の住宅建設現場。重さ1トン以上あるノックダウン式プレハブハウスの設置作業中にクレーンが倒壊。10m以上の高さまで吊り上げられていたプレハブは隣接する民家の屋根に落下、さらにクレーンも一緒に倒れてしまったのだ。
空中から落下した衝撃で民家の屋根は大破。家の外はもちろん、部屋の中までめちゃくちゃな状況になってしまい、近隣住民も騒然。
被害を受けた住宅に住む男性は事故当時のことをこう語る。
「2階の部屋で寝ていたが、爆発音のような音がしたかと思うと、屋根の上に建物が落ちてきた。パニックになって逃げようとしたが出口が塞がれてしまい外に出られなかった」と話し、最後まで必死に助けを求めて、建設作業員に救助されたという。
幸いにもプレハブが落下した部屋には誰もいなかったため死傷者はおらず、男性も間一髪のところで命拾いし「九死に一生を得た」と語っている。
防犯カメラの映像を見てみると、クレーンの動きはかなり不安定な様子。警察や労働安全当局の捜査で、事故はクレーンの先端がプレハブの重量に耐えきれなかったことが原因で起こったと推測。また、クレーンの運転手による操作の誤り、機材の整備状況、建設現場自体に問題はなかったのかなど、原因究明のために調査を進めているという。
まさか上空から家が落ちてくるとは、誰も想像していなかったであろう。被害にあった男性が今後は安心して眠りにつけることを願いたい。




