都市部ではほとんど見かけなくなりましたが、タイの地方では「ルアンタイ」と呼ばれる高床式住居が多く立ち並びます。
この高床式の住居が多い理由は、雨季の洪水対策のため。
普通の高さの家屋であれば1階は全部浸水してしまいますが、高床式住居は床下が2mを超えることもあるので、少しばかり浸水したところで何ら問題はありません。
しかもこの高床の良いところは、風が通りやすい構造であること。
床下から涼しい風が送られてくるので、タイの高温多湿な気候でも快適に過ごすことができます。
地域によってタイプが異なる
高床式住居は地域によって様々な特徴があります。
例えば、台風の多いタイ南部では風や雨から家屋を守るために屋根の位置を低くしたり、タイ北部の山岳地域では、山の厳しい気候に耐えられるよう茅葺屋根の高床式住居が多いそうです。
高層マンションやコンドミニアムにも憧れますが、地方へ行ってタイの伝統文化を感じるのも良いかもしれませんね。
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